出張と有給休暇

 

これはまれにある質問です。

例えば以下のようなパターンがあったとします。

 

  • 月曜日 出張
  • 火曜日 主張
  • 水曜日 有給休暇

 

通常は水曜日は会社に出社となりますが、この場合有給休暇を取得しています。

特に主張の場所が観光に適しているような場合、有給休暇を取得した水曜日にそのまま出張の場所で観光してから帰るということもあるわけです。

このようなケースにおける見解について法律論から紹介していきます。

 

事前の有給休暇の申請かどうか?

 

水曜日に有給休暇を取ること自体に違法性などはありません。

問題としては、その水曜日の有給休暇の申請をいつしたのか?ということです。

会社の就業規則にはどのように規定されているでしょうか?

通常は

「有給休暇は前日までに申請すること」

などといった規定になっていると思います。

そのためこの規定に沿っていない場合、有給休暇を水曜日にとることは会社内の手続を遵守していないこととなります。

悪質なケースでは懲戒処分の対象としている会社もあるのではないでしょうか?

 

会社の交通費を不正に利用したことにならないか?

 

この場合については

「その出張が会社の命令であったのかどうか?」

という点がキーポイントとなります。

例えば極端なケースとして

「労働者が自分で観光を目的として出張を組み、想定した通りに帰りに出張地で観光をして帰ってくる」

というようなものです。

この場合、業務命令での出張ではないので不正に会社の経費を流用したともいえる余地も出てきます。

しかし会社の命令によっての出張であればこのような交通費の流用というような話にはならないと思います。

 

有給休暇の申請のタイミングがポイント

 

特に出張をしてその場所を見て観光したいとなった場合には、

「かなり急な有給休暇の申請のタイミング」

となることも多いと思います。

この場合、上記にも記載しましたように事後申請となっていればやはり問題となり、懲戒処分の対象ともなりえると考えます。

「有給休暇は取得日の10日前までに申請しなければいけない」

といった不必要に以前に申請を義務付ける規定がどこまで有効となるかは難しいところですが、通常は2日前までの申請、また少なくても事前申請は会社の権利として認められるところだと思います。