社会保険の手続き前の退職

 

入社したばかりではこのようなこともよくあります。

 

雇用保険

  • 入社日の属する月の翌月10日まで

 

社会保険(健康保険・厚生年金)

  • 入社日から5日以内

 

雇用保険の場合は資格取得届の期限が割合長いのでまだしも、社会保険の場合は5日間ということでこのようなことはざらにあります。

 

社会保険の加入義務のある労働者とは?

 

正社員の場合は全員、入社日と同時に加入義務があるとなります。

またパートタイマーであっても週の労働時間が30時間以上となるとやはり加入義務があるとなります。

社会保険の労働者加入条件

よくあるのが入社したばかりで試用期間を設定していて、かつその試用期間を有期雇用契約で2ヶ月以内のものを反復更新するということです。

たしかに

「2ヶ月以内の期間を定めて使用される者」

は社会保険の適用除外となっていますが、趣旨としては「臨時に使用される者」であり、海の家のような短期雇用を想定したものです。

この点、試用期間を有期雇用契約を反復させても社会保険の調査が入った場合には非常に厳しい結果となることがほとんどだと思います。

試用期間中を社会保険未加入にするのは違法か?

 

労働者にとっても利益のある未加入での放置

 

次に転職するという方では、社会保険に加入されると履歴が残ります。

すると職務経歴となることもあるので、次の転職活動では不利になることもあり、この点労働者のサイドも社会保険や雇用保険に加入したくないと思うことはよくあります。

会社としても保険料を無駄と考えると同じことを考えて、内々に未加入のまま放置をするということはよくあります。

 

社会保険の調査が入ると

 

相当な数の会社がこのような状態を放置して、運よく調査もうけずに過去に流れていっているという案件は非常に多いと思います。

しかし社会保険の調査を受けてしまうとダメージは非常に大きくなるでしょう。

この場合、遡って資格取得の手続を指導されることもあります。

法律論からいえば、冒頭の期限に迅速に資格取得の手続をする他ありません。

また最近の調査でも法律論から平押しに指導をしてくるケースも多いようです。