出産近いタイミングでの健康保険組合を変更

 

市町村の運営するような国民健康保険では

 

  • 出産手当金
  • 出産一時金

 

などの制度自体がないことは多いと思います。

しかし会社の健康保険に加入する場合にはこの2つの出産関係の保険給付が出ることとなります。

名前の通りに出産を支給要件とした保険給付ですが、出産予定がすでにある状態で健康保険組合を変わることもあります。

このような場合に新しい健康保険から出産手当金などが支給されるのかについてどうなるのかについて質問を受けたのでまとめておきます。

 

出産前に健康保険を変わることでのデメリット

 

このような疑問を持つ方の理由としては

 

  • 今まで加入していて保険料を支払っていない組合に保険給付をして大丈夫か?
  • 今まで加入していた組合の加入期間とも通算されるのか?

 

といったことではないかと思います。

たしかに健康保険組合の単位で見れば、今まで加入していなくて保険料も受け取っていないにもかかわらず加入とほぼ同時に出産関係の保険給付となれば大損といっても良いでしょう。

表向きはないとは思いますが、このような出産を予定した健康保険への加入はあまりして欲しくないと思っている組合関係の方もいるかもしれません。

しかしやはり問題は健康保険法の出産関係の法律からこの問題は考えるべきだと思います。

 

出産手当金の支給要件

 

法律を見れば

 

  • 出産の日前後の一定期間労務に服していない
  • かつその期間は報酬を受けていないこと

 

健康保険法第102条ではということになっています。

つまり極端な場合、会社に入社して資格取得の手続きをしっかりと行っているとすればその日に出産をしても出産関係の保険給付が出るということになります。

ただしここまでの極端なケースはあまりないと思いますが、出産予定日をたとえば来月に控えていて健康保険組合を変わるということもあります。

 

加入で健康保険組合に嫌な顔をされる?

 

業種や職種によっては組合の財政状況も大きく違っています。

赤字に近いところでは加入時や脱退時の審査もチェックが厳しいとこともありますが、今回のように出産が近い段階で加入となっても原則そのようなことは少ないと思います。

出産が来月と近いとしても転職をすることは別に違法ではないですし、万一嫌な顔をされても法律的には問題ないので加入させてもらえると思います。

この点に関してまだ心配という方は、新しく加入する健康保険組合に電話などして聞くこともできます。