再雇用の社会保険手続



定年後には


  • 希望者全員を再雇用契約する
  • 定年の引き上げ
  • 定年の廃止



といったことが2012年の高年齢者雇用安定法改正によって必要となりました。

多くの会社では65歳までの再雇用契約を行うといった運用をしていると思います。

この場合にいつも悩むのが社会保険の手続です。

この点についてまとめておきます。

社会保険の資格喪失と取得を同時に行う



定年後再雇用者の社会保険の同日得喪について

でも以前に紹介しましたように、定年後の再雇用では


  • 社会保険の資格喪失
  • 同時に資格取得



を行います。

通常再雇用となり嘱託契約などとなれば従前の給与よりも低くなることが多いのではないでしょうか?

しかしこの同日得喪の手続きを適切に行うことで再雇用者となった後の給与に見合わない社会保険料となることを防ぐことができます。

再雇用後の給与額によっては給与の天引き額が大きくなりゼロ支給やマイナス支給となることもあるかもしれませんが、そのようなこっけいな事態をこの手続きで予防できるということです。

この手続を忘れる会社もあるようですが、遅れても良いので行うこととします。



被扶養者がいる場合の手続



同時にその再雇用者に被扶養者がいることもあります。

この場合には以下の手続も行います。


  • 健康保険組合に対して健康保険被扶養者(異動)届を行う
  • また年金については国民年金第三号被保険者3号該当届



詳しくは以下のページを参照してください。

定年再雇用での資格喪失・取得と被扶養者の手続

再雇用の場合、一旦資格喪失をするので、それまでに被扶養者としていたものも解除となります。

そして再雇用の後に再び被扶養者の手続をしなければいけないということになります。

再雇用後に社会保険に加入しない場合の手続



上記の手続は

「再雇用後も週30時間以上働く労働者」

の場合のものです。

このような場合、社会保険の加入要件に該当するので上記の手続をしなけれればいけません。

しかし

「再雇用後は週30時間未満の労働時間

という再雇用者もいます。

この場合、再雇用後は社会保険の加入の必要はありません。

そのため


  • 定年時に社会保険の資格喪失
  • 再雇用後の資格取得はしない



ということになります。