パワハラの定義の発表がありました

 

これまでパワハラについて定義がなく、「何がパワハラか?」という問題がありました。

2012年2月に厚生省がパワハラの定義を発表しましたので、紹介します。

 

厚生省のパワハラの定義

 

厚生省によるパワハラの定義とは、以下となっています。

「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」

 

厚生省のパワハラの類型

 

パワハラを6つの類型に分けて、定義しています。

6つの類型は以下のものです。

 

  • 暴行・傷害(身体的な攻撃)
  • 脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)
  • 隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し)
  • 業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
  • 業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
  • 私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)

 

まとめ

 

この定義では、直接の暴力行為以外の暴言・侮辱もパワハラの可能性があるとなっています。

ですので、行為だけでなく、言動といったことも社内で注意が必要となります。

また、このような定義が出されることは、パワハラへ社会が敏感になる可能性もあり、そのためパワハラ被害者の訴えを喚起することも予想されます。

そのため、パワハラでの会社側の法的責任追及の可能性を高めることになります。