うつ病では有給休暇か休職か?

 

最近は仕事関係でうつ病になって休みがちになるという人は多いと思います。

このときに休みについて

 

  • 有給休暇にする
  • 休職を適用する

 

のどちらにするべきかという質問が多いのですが、今回はこの点について説明をしていきたいと思います。

 

有給休暇と休職との違い

 

ともに同じ休みということですが、法的には大きな違いがあります。

 

  • 有給休暇 労働者の決定で取得し、有給
  • 休職   会社の決定で取得し、無給のことが多い

 

とこうしてみれば正反対であることがわかります。

また休職というのは業務外事由によって適用されるものであって、ここを見ている人の多くは実は仕事でという業務上でうつ病になった人のほうが多いのではないでしょうか?

本当は会社が申請をして労災扱いを目指すのが筋ですが、まだ日本はとてもそんな状況ではありません。

うつ病になった従業員への対応

うつ病で労災申請をするべきか?

 

有給休暇と休職の順番

 

上記のようにまったく取得を決定する主体が違うわけで、この点どちらが先ということは難しい問題かもしれません。

そのため結論としては

 

  • どちらが先でも構わない
  • 会社との話し合いで決まる

 

ということが本質的に現場ではあるといって良いと思います。

私個人ならまず有給休暇を取得し賃金を受けておいてから、その後休職も可能なら取得すると思います。

 

会社の有給と休職への考え方

 

会社と一口にいっても考え方がかなり違います。

そのため一般論でもまとめることは難しいのですが、弱気な会社であればまずは有給休暇をすべて取得してもらうという傾向はあるかもしれません。

いきなり休職となれば無給になります。

毎月の社会保険料だけ負担するわけで、業務上でうつ病になった場合、たとえば労働基準監督署に相談されたりといった変な動きをされることが嫌だと感じます。

そのため有給休暇をすべて消化され、当面給与を支払っておき恩に着せることで変な動きを抑止したいというところはあるかもしれません。

少なくても私ならこのように考えると思います。

逆に強気な会社であれば

 

  • 休職をさせてどこかで解雇か退職をさせる
  • いきなり退職をさせる

 

というような動きをとるかもしれません。

休職というのは解雇猶予措置でもあって、とりあえず籍は会社においておき、治癒を目指して復職を待つものです。

もし解雇でトラブルになれば休職をさせて待ったかどうかという姿勢は当然会社に問われますが、法律にあまり詳しくないといきなり退職をさせようとするところもあるでしょう。

 

休職して復職できるのか?

 

実際に私が見てきた中では一度休職すればそのまま退職というケースのほうが圧倒的に多かったです。

 

  • 同僚に顔向けできない
  • また同じ会社に戻りうつになるのが怖い

 

などが理由としてあるようです。

そのため基本は退職も視野に入れておいて、退職までに損をしないように法律の勉強をしておくと良いと思います。

たとえば

 

  • 傷病手当金の申請
  • 失業保険の受給

 

などです。

特に傷病手当金は健康保険の制度ですが、これは退職前に申請をしておかないといけません。

一番良いのは会社が申請代行をしてくれることですが、もししてくれない場合には自分でお近くの社会保険労務士に依頼すると良いでしょう。

費用的には数万で代行してくれるはずで、しないほうが損をするでしょう。

退職する前に傷病手当金をもらえなくなることを避けるために確認すること

失業保険はうつ病が治癒して再就職の態勢が整わないと受給はできません。

これらは転職までの重要なライフラインとなるので最低限自分で頭に入れておくことが必要だと思います。