表彰制度を就業規則で規定する

 

表彰制度を就業規則で規定する義務はないとされます。

しかし表彰制度をうまく規定し、従業員のやる気アップを促し、そして定着率を上げ、経営を安定化させるというようにするという考えで規定するというのは、個人的には良い考えだと思っています。

最近では科学のほうで、「ほめると伸びる」ということが正しいと証明されましたが、表彰規定の活用で、どんどん会社を良い雰囲気にするのはとても気持ちが良いことだと思います。

しかしモデル就業規則にあるような表彰規定をそのまま規定してもあまり意味はないと思います。

会社独自の「こうして欲しい」という事項・実績を表彰しなければほとんど効果は期待できません。

 

労働基準法第89条の就業規則の絶対的必要記載事項

次の3つの項目が絶対的必要記載事項とされています。

 

  • 始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を2組以上に分けて交替に就業させる場合においては、就業時転換に関する事項
  • 賃金(臨時の賃金等を除く。以下この項において同じ。)の決定、計算及び支払の方法、賃金の締切及び支払の時期並びに昇給に関する事項
  • 退職に関する事項(解雇の事由を含む)

 

就業規則の表彰規定例

 

よくある表彰規定例とは以下のような感じだと思います。

以下の表彰規定をそのままコピーして使っても意味はありません。

会社独自の表彰規定を研究しなければいけません。

 

(表 彰)

第○条

1、従業員が次の各号のいずれかに該当する場合には、審査のうえ表彰することがある。

  • 品行方正、技術優秀、業務熱心で他の者の模範と認められる者
  • 災害を未然に防止し、又は災害の際、特に功労のあった者
  • 業務上有益な発明、改良又は工夫、考案のあった者
  • 永年にわたり無事故で継続勤務した者
  • 社会的功績があり、会社及び従業員の名誉となった者
  • 前各号に準ずる程度に善行又は功労があると認められる者

2、前項の表彰は、賞状、賞品又は賞金を授与し、これを行う。

 

会社独自の表彰規定の作成方法

 

上記では、会社独自の表彰規定を設定することが重要と記載してきました。

では、どうすれば会社独自の表彰基準を作成できるでしょう。

実はとっても簡単です。

会社に経営貢献できたことを表彰すればよいです。

それ以外に基準はないです。

会社によって事情が違いますが、簡単です。

あなたの会社は労働者に何をして欲しいですか?

 

  • 売上を上げて欲しい
  • 事務作業をミスなくやって欲しい
  • 退職しないで欲しい

 

いろいろあるでしょう。

それを表彰するだけで、会社は変わります。

例えば、退職しないで欲しいなら、

 

  • 勤続年数が1年加算ごとに表彰する
  • 部下の退職律が低い管理職を表彰する
  • 新人なら、3ヶ月ごとに勤務継続して在籍していれば表彰する

 

これでOKです。

どこにもない会社独自の表彰ができました。

あとはこれを実際に漏れなく表彰することが大事です。

えこひいきはタブーです。

そんなに高価な景品はいりません。

極端には表彰状のみでもOKです。

ちゃんと効果は出ます。

会社からちょっとしたことで表彰されるだけで、従業員はやる気を出してくれます。