二重派遣とは

 

二重派遣とは、派遣先企業が派遣元企業から派遣された派遣社員を他の企業にさらに派遣するものです。

労働派遣法で認められている労働者派遣とは自己の雇用する労働者を派遣するものです。

二重派遣は自己が雇用しない労働者を派遣することとなり違法です。

 

二重派遣が抵触する法律

労働者派遣法第2条1号の違反

 

「自己の雇用する労働者を、当該雇用関係の下に、かつ、他人の指揮命令を受けて、当該他人のために労働に従事させることをいい、当該他人に対し当該労働者を当該他人に雇用させることを約してするものを含まないものとする。」

 

二重派遣が自己の雇用しない労働者を派遣することになり、本条違反となります。

 

職業安定法第44条(労働者供給事業の禁止)違反

 

「何人も、次条に規定する場合を除くほか、労働者供給事業を行い、又はその労働者供給事業を行う者から供給される労働者を自らの指揮命令の下に労働させてはならない。」

 

二重派遣は、労働者供給事業に該当するため、無許可での労働者供給事業を行っていることになり本条違反となります。

 

労働基準法第6条(中間搾取の排除)違反

 

「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。」

 

二重派遣は、本条違反にもなります。

 

二重派遣の罰則

 

二重派遣では、派遣労働者への罰則はありません。

二重派遣と承知の上で派遣した会社と、派遣された社員を受け入れた会社には、「1年以上の懲役又は50万円以下の罰金」という罰則が適用されます。

労働局は二重派遣には厳しい姿勢で、指摘と調査を行ってきます。

また書類送検もありますので、注意が必要です。