随時改定と通勤手当

 

社会保険料は定時決定によって年1回は改定や見直しが行われます。

しかしその途中に事情によって給与の変動が実施されることもあります。

次の定時決定まで待っても良いのですが、できるだけ早く社会保険料を変更したいという場合には

「固定的賃金に2等級以上の変動があること」

というような要件を満たすことで随時改定という制度を活用することができます。

詳しくは以下を参照。

固定的賃金とは

随時改定については以下を参照してください。

標準報酬月額の変更

昇給や降給があったとしても固定的賃金に該当しなければこの随時改定の対象となりません。

労働者の引越しや会社の移転や転勤によって通勤手当の金額が上下することがありますが、問題は通勤手当が固定的賃金に該当するかどうかということが重要となってくるということとなります。

 

通勤手当も固定的賃金

 

結論から記載しますと

「通勤手当も固定的賃金に該当する」

ということとされています。

固定的賃金とは「月単位などで一定額が継続して支給される報酬」とされ、そのため通勤手当も固定的賃金とされます。

詳しくは以下を参照してください。

固定的賃金とは

 

通勤手当だけで2等級の変動を満たすことは珍しい

 

しかし通常は通勤手当だけで随時改定の要件である「2等級以上の差」を満たすことは少ないと思います。

そのためあるとすれば

 

  • 基本給や手当などの他の固定的賃金の変動も伴った場合
  • かなり大幅な引越しなどである場合

 

に限定されるのではないかと思います。

あとあるとすれば、もともと2等級といった低い等級であって、少しの報酬の減額ですぐに1等級に該当してしまうというような場合があるかもしれません。

2等級から1等級といった場合には、随時改定の要件は2等級でなく1等級が適用されます。

そのためこのようなことはレアケースではあるかもしれません。