1等級で随時改定できる



社会保険では随時改定という制度があります。

これは定時決定は1年に1回しか実施されませんので、その間に固定的賃金に変動があった場合に社会保険料の変更を臨時に行えるようにする制度です。

詳しくは以下を参照してください。

標準報酬月額の変更

随時改定の要件としては


  • 継続した3ヶ月の平均した報酬月額が2等級以上の著しい高低を生じた場合
  • 固定的賃金に変動があった場合



となっています。

固定的賃金には残業代といったものは該当しません。

詳しくは以下を参照してください。

固定的賃金とは

この随時改定とは

「固定的賃金に2等級以上の差があったとき」

にしか原則は適用できませんと記載しました。

しかし1等級の変動でも適用されることがあります。

1等級の変動で随時改定が適用される場合とは



2等級の変動が必要とされているのは、1等級ではそこまで給与に変動がないということを前提にした理論です。

逆に1等級でも大きな給与の変動があることもあるので、このような場合には随時改定が可能ですよということとされています。

具体的には以下のようなケースです。


  • 健康保険
    • 第46級であったのが47級になったり、逆に47級であったのが46級に該当するようになった場合
    • 第1級であったのが2級になったり、逆に2級であったのが1級に該当するようになった場合

  • 厚生年金
    • 第29級であったのが30級になったり、逆に30級であったのが29級に該当するようになった場合
    • 第1級であったのが2級になったり、逆に2級であったのが1級に該当するようになった場合



健康保険と厚生年金ではそれぞれ1級が一番最低の等級です。

逆に健康保険の最高等級は47級、厚生年金では30級となっています。

上記を見ていただくとわかりますが、それぞれ最低等級か最高等級のどちらかに該当するか、変動後に該当するようになっているのがわかります。

このような場合にのみ、「1等級の変動でも随時改定ができる」こととなっています。