賞与を毎月支給

 

通常はこのようなケースに該当することはないと思います。

しかし一度だけ質問を受けたことがあるので紹介しておきます。

通常は賞与というのは

 

 

といったような年に2回や3回の支給としているところがほとんどだと思います。

詳しくは以下を参照。

賞与の評価期間と支給月

賞与支給が年3回の場合の支給月とは?

しかし賞与をどう支給するのかは就業規則で規定することで別に年2回や3回としてはいけないということはありません。

つまり毎月支給の賞与について規定すればその通りに運用をしても違法性などはありません。

この場合に問題となるのは

「社会保険料に基礎となる標準報酬月額がどうなるのか?」

ということです。

 

報酬か賞与か?

 

社会保険においては

 

報酬

  • 賃金や賞与の名称に関係なく、労働の対償として受けるすべてのもの。
  • ただし臨時に受けるもの、3か月を超えるごとに受けるものは報酬とならない

 

賞与

  • やはり名称にかかわらず労働の対償として受けるもので、3か月を超える期間ごとに受けるもの。

 

となっています。

この要件を見るとわかりますが、ほぼすべての賃金は報酬か賞与になり、どちらかで社会保険料の対象となることがわかります。

そのため今回のような毎月支給の「賞与」の場合、報酬となり標準報酬月額の対象となると考えられます。

 

通常の賞与の手続は必要ない

 

半年ごとの支給といった賞与の場合には「賞与支払届」を提出することで社会保険料を支払います。

しかし毎月支給の場合、このような通常の賞与の手続は必要ないと思います。

そのかわり、年1回の算定基礎届(定時決定)の対象に含めなければいけません。

算定基礎届とは毎年6月ごろに年金機構から届く書類で行うものとなっています。

詳しくは以下を参照。

算定基礎届で報酬に含めるもの

算定基礎届をしなくても良い人とは?