賞与と退職タイミング

 

会社としてよくこれに関連する事態に遭遇していると思います。

もしかしたら気づいていない人もいるかもしれませんが、明確に特徴があります。

それは

「賞与支給日のすぐ後に退職者が増える傾向がある」

ということです。

 

なぜ賞与支給日と退職のタイミングはリンクするのか?

 

就業規則の規定に以下のようなものはないでしょうか?

「賞与支給日に在籍していないと賞与は支給しない」

このような規定は違法ではないので、かなりよく規定されていると考えられます。

そのため退職を考えはじめたときに

 

  • 賞与支給日には在籍をしないといけない
  • しかしあまり賞与支給日の前に退職の申出はしないほうが良い
  • 退職の申出を賞与支給日の前にすると賞与の金額が減額されてしまうだろう

 

このような考えのもとで、退職のタイミングとしては

 

  • まず賞与支給日が到来する
  • その後に退職の申出をする
  • 実際の退職日は賞与支給日の1か月後などとなる

 

このような考えで退職されることも多いといえます。

まとめると賞与支給日の後に「退職の申出をされる」というケースが多いということになります。

労働者からすると、その賞与支給日に該当する賞与対象期間は在籍し一生懸命勤務したので賞与の減額や不支給は考えられない不合理と考えるのは自然なことかもしれません。

 

賞与は何のために支給するのか?

 

基本的には

「その賞与対象期間の利益を貢献率に応じて分配する」

というのが賞与です。

そのため賞与支給日のすぐ後に退職されて賞与を満額支払っていても会社として損をしたということではありません。

ただし中小企業では

「次の期以降も頑張ってほしいと期待度を込めて賞与を上乗せしている」

ということもあるでしょう。

この場合、少し損をしたなと思うこともあるかもしれません。