退職金いつ支払うか?

 

これについてはいろいろな方法があります。

まず大前提としては

「いつでも良い」

ということです。

退職金は会社ごとに任意に規定を設定しても違法ではない

にも記載しましたように、退職金については特に労働基準法その他の法律で定められていません。

従って、

「いつ支給するのか?について会社が退職金規程で決定するべきこと」

となります。

 

しかし規定化すれば遵守しなければいけない

 

これも非常に重要なことです。

たしかに法律上の定めがないので、いつ支給するのかを自由に決定しても良いのですが、一旦規定化して決定すればその支給時期を遵守しなければいけないということです。

このときに

 

  • 今は退職金の原資がないから
  • 繁忙期で少し待ってほしい

 

といったようなことは通用しません。

 

よくある退職金の支払い時期

 

私が見てきた中で中小企業において支払い時期として多かったのは

「退職日の翌日から30日以内」

といった規定です。

あとは「やむを得ない事由を除いて」といった例外規定を付けていることも多いです。

例えば、天災といったようなことで「やむを得ない事由があったとき」には30日以内ではなく、少し支払い時期を後ろへもっていきますというような規定です。

次に多いのは、

「退職日の翌日から90日以内」

といった規定だと思います。

少し期間が長く設定されているのは退職した後にしばらくして発覚することがあります。

例えば

 

  • 在職時の労働者の不祥事
  • 懲戒処分に該当するような行為

 

一応3か月程度経過して、特に何も発覚しなかったときに支給するという流れにしたいというのが狙いではないでしょうか?

 

会社の事情に沿った支払い時期とする

 

冒頭でも記載しましたように、

「特に法律上はいつでも良い」

ということであるので、会社の事情に合わせて設定をするべきであると考えます。

退職時にトラブルが多い会社の場合には、少し遅めにするのが良いでしょう。

また特に問題も少ないので早めに支払うという方針も良いと思います。