退職金と企業年金

 

似たような意味と考えている方も多いのですが、実はまったく異なります。

法律的にもややこしい両者ですが、紹介しておきます。

 

退職金とは?

 

以前にも以下で紹介しましたように

退職金は会社ごとに任意に規定を設定しても違法ではない

労働基準法に退職金についての規定はあるか?

退職金とは法律で定められた制度ではありません。

従って、会社が自由に規定することができるものです。

しかし退職金規程などで規定してしまうとそれを遵守しなければいけないという制度です。

分割で支給することもありますが、一括払で支給することも少なくはありません。

 

企業年金とは?

 

これは法律で定められた制度です。

いくつか種類があり

 

厚生年金基金

  • 2014年現在、すでに解散されているところも非常に多数。

 

確定給付年金

  • 401Kとは違って老後の年金が確定されたもの。
  • しかし運用などで原資が不足することもあり、企業に追加拠出が求められることもあう。

 

確定拠出年金

  • いわゆる401Kといわれる制度。
  • 労働者が会社から預かった原資を自身で運用する制度。

 

があります。

上記はいずれも厚生年金の上乗せのものということとなります。

退職金については分割払いもあるものの、基本的には年金ではありません。

一方で企業年金は言葉通りに年金であって、60歳などといった特定の支給年齢になれば毎年1回など定期的に支給されることとなります。

厚生年金基金や確定給付年金については、運用などに問題もあり、2014年現在では下火といえるでしょう。

確定拠出年金は下火ではないですが、労働者が運用に失敗して年金が減ってしまうこともよくあります。

つまりいずれもメリットとデメリットがあるということになります。

 

退職金と企業年金の傾向

 

統計でみれば、

 

  • 退職金制度を導入している企業は減少傾向にある
  • 確定拠出年金を導入する企業はやや増加傾向にある

 

となっています。

確定拠出年金では手続として

 

  • 労使合意に基づいて実施する
  • 国民年金基金連合会で加入を行う

 

という方法があります。