中退共のメリット

 

よくご存じの方も多いとは思いますが、念のため紹介しておきますと

「中退共とは国の中小企業向けの退職金制度」

のことです。

一定の企業規模を満たさないと加入はできないとなっています。

詳しくは以下を参照。

中退共とは?

たしかに良くできた制度で、自社で退職金の運用に手間を割けないといった場合には有効的な方法です。

メリットとしては

 

  • 自社で退職金の運用をしなくても良い
  • 国の助成がある
  • 一定の利回りが用意されている
  • 節税にもなる
  • 積立金不足にならない

 

といった点があります。

しかし案外知られていないことですが、加入してみるとデメリットもあるわけです。

 

中退共のデメリット

 

具体的に私が考えるデメリットとしては以下のようなものがあります。

 

短期間の退職者の場合には掛金が掛け捨てになる

  • 特に1年未満での退職の場合、全額不支給であり、かつ会社に掛金の払い戻しなどもない

 

 

社長には退職金制度が適用されない

 

退職理由で減額はできない

 

  • 自己都合や懲戒解雇であっても労働者の口座に振込みが行われます。
  • そのため減額されて支給されるわけではないということになります。

 

掛金が定額制である

  • 掛金は月5000円から3万円まであります。
  • 5000円で満期かけても退職金は250万程度にしかなりません。
  • この点、途中で掛金を変更する必要が出てくる労働者もいることになるでしょう。

 

中退共では労働者に原則全員加入させなければいけないとなっています。

試用期間が終わって加入させたとしてもすぐに退職されれば掛金が掛け捨てになることもあるということです。

つまり入社3年未満での退職率が高いという場合にはあまり適さない制度といえるでしょう。

それでも加入するということも間違いではないのですが、ある程度労働者が安定した会社で導入するべき制度であると考えます。