匿名通報でばれる

 

毎日かなりの数の相談が労基署に入っていると思います。

私も仕事で自分の県内の労働基準監督署には行くことがありますが、ちょっとした30分や15分程度の書類の提出をしているだけでも後ろでは何件も電話が入っているようです。

また横のブースを見れば違う人が相談をしていたり、手続きをしていたりと繁盛しているように思います。

逆にいえばそれだけ

 

  • 労働者の方の相談が非常に多いこと
  • 労働問題で悩んでいる労使の方が多いこと

 

を証明しているように思います。

 

労働基準監督署への相談方法

 

大きくいえば

 

  • 電話
  • メール
  • FAX
  • 訪問

 

といったような方法での相談の仕方があります。

ちょっと相談したいことがある、確認したいことがあるという程度であれば電話が一番おすすめです。

都市部の労働基準監督署では担当者も多いので取次がちょっと大変なこともありますが、用件さえしっかりと伝えることができれば担当者にすぐに取次してもらえます。

しかし深刻な相談や、違法が疑われるような調査も期待したいという場合には基本的に訪問しかないと思います。

労働基準監督署に一般の労働者の方であまり慣れているような方はいないと思いますし、私も今の仕事をしてはじめて労基署に行くようになりましたが、最初は勇気もいるものです。

また訪問ということは名前や顔出しになるので勤務している会社にばれてしまうのではないかと怖くなってなかなか訪問まで行かないという人も多いと思います。

 

なぜ訪問しないとダメなのか?

 

冒頭でも少し記載しましたが労働基準監督署には毎日山のように相談が入ってきます。

電話やメールでも調査対象にするべき案件もきっとあると思いますが、あまりに件数が多くてとても対応できないのです。

そのため緊急性が高い相談から本格的に対応しようというようになりがちです。

 

  • 違法状態が疑われること
  • 労働者の安全や健康に危険の可能性も高いこと
  • 訪問で実名相談で緊急性が高いと思われるもの

 

このような3つの条件を満たすような案件が優先的に調査されやすいといわれています。

この点、電話やメールという場合優先度は1つ下がりますし、かつ匿名という場合にはさらに優先度は下がります。

 

匿名通報で会社にばれるのか?

 

匿名通報や相談の場合、仮に会社名を出したとしてもかなりの確率で調査などは入らないと思います。

そこまで余裕のある労基署は少ないと思います。

また仮に緊急性があると思ってもらえて調査に入ったとしてもまず誰が通報したということは名前を出さないですし、匿名ということで名前も聞いていないので出せないといえます。

匿名ではまず調査にならないと思いますが、調査に入りその上で誰が通報したのかということはほぼ可能性としてはないというようなレベルだといえます。

 

匿名通報で後悔する人もいる

 

また困ったあげくに労基署に通報してしまったものの、もし本当に調査が入れば自分が会社から疑われてしまうのではと思い悩む人も多いです。

しかし以前に聞いた話ですが、残業代未払いなどがあっても相当な回数相談に行かないと調査は実際にはありませんでした。

労災問題や業務上事故を隠すというような案件では1回の相談でいきなり調査となることもありますが、それ以外ではあまりすぐに調査ということは考えにくいと思います。

本当に調査があれば心配という場合には、後からでも調査に入らないように依頼することもできます。

また「調査に入る」といったような言葉もない場合にはそこまで心配しなくても行政としては動きをとることは少ないといって良いと思います。