労基署担当官の異動

 

労働者として労基署に相談したいということを思う多いといえます。

しかし労働基準監督署も異動が定期的にあって、たとえば3月あたりに相談をして

 

  • 事情もよく説明して理解してもらった
  • 親身になって信頼関係もできた
  • 調査も進み4月以降に解決も期待できる

 

というようになったときに4月に突然その労働基準監督署の担当官が異動になればまた一から事情を説明しなければいけないということを気にする方もいるようです。

このような場合にどのようにするべきかについて個人的な考えを紹介しておきたいと思います。

 

労働基準監督署の異動時期とは?

 

基本的には4月1日付での異動がやはり多いようです。

あとは臨時にこれ以外の時期でも異動はありえるということを聞いています。

このあたりの事情は一般的な企業と特に違いはないといえます。

 

労働基準監督署の調査にかかる時間

 

今回のようなケースでは案件や相談内容によっては、もともと相談を聞いてもらっていた案件が終わらないまま担当官が異動になったということはあると思います。

私もまったく同様の経験が一度ありますが、そのときには是正勧告を受けた企業の違法状態の是正の業務を代行していました。

ちょうど業務依頼を受けたのが3月中旬だったと思いますが、

 

  • 就業規則の変更
  • 36協定の締結と届出
  • 未払い残業代の計算と支払い

 

などを順次行っていきました。

とりあえず36協定が一番早くできるということで3日程度で仕上げて、就業規則の提出も3月末に終えました。

この段階で実は異動で担当者が変わりますと聞きました。

まだ未払いとなっていた残業代の計算も支払いも終わっていなかったのですが、新しい担当官に引き継ぎをしてもらってその方とも情報交換をしながら4月末ごろにすべてが終わったと記憶しています。

ある程度は前任者から引き継ぎをしてもらえたので、私のほうでも情報を伝えるところもあったのですが、特に問題もなく業務は遂行できました。

たまたま担当官になった方が異動になる確率はそれほど高くはないと思いますが、ありえることだと思います。

労働基準監督署に相談をして、調査とそして解決までとなれば企業の動きにもかなり左右されますが、数か月かかることも珍しくありません。

この場合、4月になるのを待ってから相談するべきかということを気にする方もいますが、個人的には特に気にしなくても良いと思います。

 

3月でも相談しよう

 

たしかに私が上に記載しましたように案件の途中で異動して担当官が変わるということはあるかもしれません。

しかし

 

  • 案件の種類によって労働基準監督署の動きは劇的に変わるということでもない
  • 引き継ぎもある
  • 相談する側としてもまた情報提供すれば良い

 

という点から考えれば4月を待つ意味はそこまでないと思います。

労働問題では時効という問題もありますし、また相談が遅くなることで体調を崩すようなこともあります。

そのため異動後を待つのではなく、異動については意識せずに相談するという姿勢で良いのではないかと思います。