団体交渉の場所

 

自社の従業員が社外の労働組合(ユニオン)に加入すると通常は団体交渉を要求されてきます。

基本的にこの団体交渉は拒否することはできません。

労働組合法上、団体交渉を正当な理由もなく拒否することは不当労働行為となってしまうからです。

詳しくは以下を参照。

不当労働行為とは?

そこで団体交渉を行うとしてここで注意しなければいけないこととして

「団体交渉を行う場所」

です。

どこでも良さそうな気もしますが、実情はまったく違います。

 

会社の施設、ユニオンで行うのはNG

 

一番多いのは

 

  • 会社の施設内で行う
  • もしくは相手のユニオンの施設内で行う

 

ということが一番多いのではないかと思います。

しかしこれは良くありません。

というのも両方の施設とも時間の制限がありませんので、相当に執拗に交渉されてしまうこととなります。

ユニオンや労働組合の基本戦術として、長時間交渉で拘束し、会社の譲歩などを期待しているということがあります。

一方で会社としてはできるだけ早くに交渉を完了させたいはずです。

このあたりの両者の考えや立場は逆であることをよく理解しておかないといけません。

特にユニオン内で行うと相手の牙城内での交渉となるので、必要以上に圧迫を受けて交渉が不利となることが多いとされています。

ですので一番良いのは時間制限のある会場ということとなります。

例えば時間制でレンタルできるような会場が良いでしょう。

 

レンタル費用の折半を要求する

 

この場合、会場のレンタル費用をどちらが負担するかが問題となります。

会社としては最低でも

「会社とユニオンで折半負担」

としたいところです。

交渉し受諾されれば問題ありませんが、拒否してくることもあります。

この場合、

「折半負担を了解されない場合、団体交渉は拒否する」

などと回答することはやはり不当労働行為となる可能性があります。

 

  • 粘り強く会場の費用の折半を交渉する
  • 全額会社負担とする
  • 社内で行う

 

といった選択肢を検討しなければいけません。

しかしこの場合でもユニオンで行うということは検討しないほうが良いと思います。