雇用保険の昼間学生加入

 

最近では学生のうちからアルバイトをする人も多いです。

学費や生活費の足しにするということもあるようですが、アルバイトといっても企業からすれば重要な存在ですし、法的義務や社会的責任をしっかりと果たしておかないと後で行政からつつかれてしまうこともあります。

たとえば通常の総合大学に通っている学生をアルバイトとして雇用した場合、雇用保険や社会保険の加入についてどうすれば良いのかについてまとめておきたいと思います。

 

昼間学生と雇用保険

 

  • 通信教育
  • 夜間学生
  • 定時制学生
  • 休学中の学生
  • 昼間学生でも卒業見込みであって卒業後も引き続き同一の事業所に勤務することが予定され一般の労働者と同様に勤務し得る者

 

このような学生の場合には雇用保険の適用除外とはなりません。

しかしそれでも「週20時間以上の所定労働時間」という条件を満たさないと雇用保険に加入義務があるとはなりません。

昼間学生の場合、上記のように卒業前に内定した企業に事前に勤務をスタートさせるようなケースが加入のタイミングといって良いと思います。

冒頭のように通常の総合大学や短期大学に通っていて、アルバイトをして週20時間以上働いたとしても雇用保険に加入しなくても良いということになります。

社会保険の労働者加入条件

 

昼間学生と社会保険

 

雇用保険の場合、上記のように細かい加入基準があるわけですが、社会保険(健康保険、厚生年金)は特別な基準はありません。

そのため通常の労働者と同様に

 

  • 1日又は1週間の労働時間が正社員の概ね3/4以上である
  • 1ヶ月の労働日数が正社員の概ね3/4以上である

 

という両方の条件を満たした場合のみ加入しなければいけないとなります。

この3/4という条件は将来的には1/2に厳しくなる可能性も高いので、昼間学生であっても社会保険加入義務があるというようになりやすいといえるでしょう。

ただ現在の3/4という条件を考えれば週30時間の労働時間が必要となるので、そうそう学生でこの基準を超えるような労働時間は働けないと思います。

ですのであまり学生で社会保険加入義務があるというようになる人は少ないと思います。

国民年金は20歳以上で加入しなければいけませんが、学生の場合には学生納付特例を適用して、保険料の免除をしていることが多いと思います。

しかし社会保険加入義務があるとなれば、厚生年金保険料を支払うことで国民年金保険料も支払うことになるので特例の適用は必要ないとなります。

雇用保険も含めた保険料を支払いたくないという学生も多いと思いますが、その場合には労働時間を会社に調整してもらってという方法しかありません。

会社に罪をかぶって社会保険に未加入というようにして欲しいと思う人もいるかもしれませんが、この場合会社にも罰則の適用となります。

ですので仮に申し出たとしても受け入れてもらえるかはわかりません。