開業と失業保険

 

会社を離職して、加入していた雇用保険から給付が下りるのがこの制度の趣旨です。

受給の要件として

「失業の状態にあること」

というものがあります。

開業するとこの「失業の状態」に該当するのかが問題となってきます。

 

開業してすぐには収入はないものの

 

この点、ハローワークで窓口で

「開業予定ですが、失業給付を受給したい」

と話しただけでも「失業の状態」ではないとして給付が下りないこととされています。

開業してすぐに収入もない、というように思う方もいるでしょうが、失業保険においては

「収入のあるなしではなく、失業しているかどうか」

で判断されるようです。

 

不正受給への厳しいペナルティー

 

「たかが失業保険」

と思われる方も多いでしょう。

しかし国の保険ということで、一応公金扱いです。

不正受給については非常に厳しいペナルティーが定められています。

まず不正受給した失業保険の返還とともに、さらにその倍額の納付も求められます。

つまり3倍返しとなります。

バレるときのきっかけとしては「知人からの密告」が多いようです。

開業の事実を知る知人に知らないうちに密告されればアウトということです。

失業保険の不正受給には3倍返しの厳しいペナルティー

 

開業の場合にはむしろ助成金を目指す

 

失業保険では難しい問題があると記載をしてきました。

特に失業保険にこだわる必要もないと考えます。

たとえば同じ雇用保険でも助成金という制度もあります。これも失業保険と同じで、会社員時代に雇用保険に加入していたことが前提となった制度ですが、同じくハローワークに相談すれば開業時の助成金に該当しているケースもあります。

助成金は頻繁に法改正があるので、ここでは細かくは紹介しませんが、失業の認定などで訪問したときに助成金コーナーで聞いてみましょう。

細かい要件が記載されたパンフレットなどももらえると思います。