契約社員のメリットとデメリット

 

入社時の労働契約書を契約社員として提示されれば、そのメリットとデメリットとが気になるところだと思います。

結論からいいますとあまり契約社員のメリットというのはないように思いますが、今回は法的観点から整理してまとめてみたいと思います。

 

契約社員のデメリット

 

まずデメリットのほうから列挙してみます。

 

  • 給与が正社員よりも安いことが多い
  • 仕事内容は正社員とあまり変わらないことも多い
  • 賞与、退職金の支給がないことも多い
  • 契約満了時に雇止めを受ける場合も多い
  • 退職が申し出て30日後と正社員よりも遅くなる可能性が高い
  • うつ病になっても休職制度自体がないこともある

 

2つめの仕事内容としては

 

  • 労働時間の長さ
  • 残業のあるなし、その時間の長さ
  • 試用期間のあるなし
  • 人事異動のあるなし
  • 懲戒処分のあるなし

 

などが挙げられます。

正社員にはこれらすべてがあるということが非常に多いのですが、法律にあまり精通していない企業ほど上記の仕事上の責任を契約社員と言ったパートタイマーにも就業規則で規定するなどで適用させている場合が多いです。

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契約社員のメリットはあるのか?

 

契約社員のメリットもしばしば質問されることですが、個人的にはないかもしれないと考えています。

強いていえば

 

  • 派遣、業務委託よりは労働条件がまし
  • 残業時間が短い、またはさせていないところもある
  • 休日労働も正社員よりも少ない企業は多い
  • 専門性を生かして勤務することもできる

 

などだと思います。

契約社員というのは非常に都合の良い言葉で、大企業でも雇用の調整弁として採用している場合もあります。

正社員の登用など耳さわりの良い言葉で募集していたり、また入社後にそのような企業側の言動があるかもしれませんが、あまり過度に期待しないほうが良いでしょう。

契約社員とは有期労働契約であり、また法的にはパートタイマーです。

社員と名前に入っていますがパートタイマーであり、雇用の調整弁というのが本質的な契約社員の意味でもあります。

景気の動向などによってときに非常に厳しい態度をとられることもあります。

契約社員から正社員への登用、その法律上の基準とは?

上記のように契約社員というのは一時的にとらえれば良いと思います。

契約社員として入社する企業によっては専門性の高い仕事ができる場合もありますので、1年など有期労働契約の期間スキルアップをし、期間満了で退職し、別の企業で正社員になるステップアップのために活用するというような考え方です。

労働時間も常識的な企業であれば残業などもなくアフターも充実させられますし、勉強もできるはずです。

 

契約社員になるべきか?

 

契約社員から正社員になれるというのはあまり甘く考えてはいけません。

生活の安定を考えればまず正社員のほうが無難です。

契約社員とは?その定義と正社員との違い

たとえ大企業であってもいつまでも契約社員としていれば収入も生活の安定も望めません。

将来的な生活設計のために契約社員の期間を利用するというような考えでいってほしいと思います。

期間満了、解雇などは労働基準監督署をはじめ行政は一切ノータッチですから、たとえ将来的に契約更新拒否などを受けてもどうにもならないと押さえておきましょう。