契約社員と会社都合

 

契約社員としての退職の形としては期間満了、契約満了時に退職するというものはかなりの割合になるかと思います。

退職を労使のどちらから言い出したのかということは失業保険では重要で、

 

  • 自己都合
  • 会社都合

 

と大きく離職理由が変わってくるとともに、失業保険の受給タイミングや期間の長さとも関係してきます。

 

期間満了での自己都合と会社都合との分かれ道

 

契約社員の期間満了という場合に後述しますように多少ややこしいところもありますが、まずは自己都合か会社都合のどちらになるのかについてはシンプルに考えて良いとなります。

つまり

「期間満了での退職を契約社員、会社のどちらが言い出したのか?

という点です。

当然ですが、

 

  • 自己都合になる 契約社員から期間満了で退職と申し出た場合
  • 会社都合になる 会社から更新なしなどを言い出した場合

 

とに分かれるということです。

 

期間満了での更新しない、更新なし、更新拒否での離職理由まとめ

 

もう雇用保険での一度離職理由についてまとめますと

 

  • 契約社員から更新しないと申し出るのは自己都合
  • 会社から更新なしと更新拒否をされるのは会社都合

 

とこのようになるということです。

 

期間途中での退職と自己都合、会社都合

 

契約社員で期間満了でなく期間途中で退職する場合もありますが、これもシンプルです。

つまりどちらが退職や解雇を言い出したのかで自己都合、会社都合に分かれるということになります。

 

契約満了での自己都合と給付制限のあるなし

 

契約社員で1つややこしいのは、自己都合とはなっても給付制限期間がつかないパターンに該当するケースです。

給付制限というのはいわゆる待機とよくいわれるもので、失業保険の受給を待たされる期間のことを指します。

1~3ヶ月と結構長く受給まで待たされるので自己都合であってもこの給付制限がつくのかどうかも重要ではないかと思います。

期間満了で自分から退職を申し出た場合には上記のように自己都合となりますが、この場合でも

 

  • 1度でも契約更新をしたことがある
  • 今の会社に3年未満しか勤務していない

 

この2つの条件を満たせば給付制限はつかないとなります。

そのためハローワークに求職の申出をし7日後にすぐに失業保険の受給がスタートとなるということです。

ただし失業保険の受給スタートが早いというだけであり、自分から退職を申し込んでいるので自己都合となることは変わりませんので、トータルの失業保険の受給金額には変わりはないとなります。

「契約社員の期間満了での失業保険の給付制限、待機の判断方法 」

 

自己都合と会社都合とでのトラブル

 

契約社員に限らずに自己都合か会社都合かでよくトラブルになる問題でもあります。

 

  • 会社は自己都合にしたい
  • 契約社員は会社都合であると主張する

 

といったことは割合よくあります。

流れとしては会社として自己都合でハローワークに報告をし、それについて異議があれば契約社員はハローワークを通じて会社都合であると主張していくとなります。

どこかで会社が実際には会社都合と認めるかどうかがまずポイントですが、それでも認めてくれない場合には会社都合である証拠を提示しハローワークに職権で会社都合であると認定してもらわないといけません。

このときに必要となるのが

 

  • 解雇や雇止めの通知書
  • 解雇や雇止めである会社の面談や会話の記録

 

となります。

これらがないと契約社員としてはかなり苦しくなってきますが、理想的にはハローワークに在職中から相談しておくことです。

この手の問題は割合よくあるのですが、退職してしまうと証拠を残しにくいので在職中から手を打つことがベストです。