派遣の有給休暇期限

 

派遣社員の場合、契約期間というものが厳然とある派遣元もありますので、有給休暇の使用や消化については若干直接雇用者とは別に考える必要があるかもしれません。

特に有給休暇が残ってその賃金が気にならないという場合には問題ないですが、そうではない場合には2つの有給休暇の期限があると考えておくべきかもしれません。

 

派遣社員の1つめの有給休暇の期限

 

有給休暇というのは入社日から6ヶ月経過で基本的には発生します。

この発生した有給休暇には時効というものがあって、発生して2年で基本的には消えてしまいます。

有給休暇の繰越(時効)

2015年現在では派遣法が改正されて3年ごとに契約更新かどうかはわからなくなりました。

 

  • 2015年4月1日  入社
  • 2015年10月1日 有給休暇発生
  • 2017年9月30日 2015年に取得した有給休暇はすべて期限となって消滅

 

となるということです。

2017年9月といえばもし3年で退職なるとなれば、あと残りの期間は6ヶ月しかありませんので、この間に慌てて有給休暇の残りを消化するということが必要となります。

 

派遣社員の2つめの有給休暇の期限

 

しかし派遣社員の場合にはもう1つ有給休暇の期限があるといっても良いです。

有給休暇というのは退職すればその翌日から権利としてはすべて消滅するというのが今の法的な立場となります。

つまり上記の例でいいますと

 

  • 2015年発生分
  • 2016年発生分
  • 2017年発生分

 

と計3回の有給休暇が発生するタイミングがあるわけですが、2015年分は上記に記載したタイミングで消滅するとして、16年と17年については入社3年の2018年3月31日までしか使えないというような期限があるということになります。

上記のように2017年10月に発生した有給についてはその半年後までに消化しなければいけないこともあるので、非常にタイトな予定となることがわかります。

 

期限から見る派遣社員の理想的な有給休暇の使い方

 

上記からすれば

「使えるうちに使わないと退職ですべて権利として行使しないまま捨ててしまうこととなる」

ということです。

派遣社員の有給休暇の発生日数について、よく質問されますが、法律上は直接雇用かどうかの定めはないので以下のページにある労働基準法第39条の内容が適用されます。

有給休暇の発生日数を完全解説!

これによれば週5日など勤務していれば、ほぼ毎月有給休暇を消化しないとほぼ退職時に残るようになるのがわかります。

ただみなさんも注意していると思いますが、風邪などをひいて欠勤しなければいけないこともありますから、使用しすぎるのもいざというときに困ることになってくるということです。

たとえば私のサラリーマン時代の話ですが、あまり体が強いので風邪などはひきませんでしたので、3日を残してすべての有給をその年で消化するようにしていました。

翌年は前年の3日も含めて、残りが3日になるまで定期的に取得していくということにしていきます。

このようにだいたい自分の体調などは把握できるはずですし、また目安をつけて残りを計画的に消化していくということをしていくと退職時にごたごたすることも少なくなると思います。

退職前の有給休暇消化

ちなみにこのページに記載をしていますが、退職時に有給休暇を買取りする義務は会社には法的にありません。

あくまでも任意ですから、昨今の情勢ではよほど経営者に仁義などがない限り期待はしないほうが良いかもしれません。