労働契約のクーリングオフ

 

2012年の法改正がありました。

具体的には労働契約法の改正です。

これによれば

「有期労働契約を5年を超えて更新した場合には、本人が申出をすることで無期化する」

というものです。

詳しくは以下を参照。

労働契約法改正 2012年8月公布

労働契約更新の上限は何回か?

しかしすべての有期労働契約がカウントされるわけではなく、一定のものは除外されることになります。

その1つがクーリングオフ期間をおいて契約をしたものです。

 

クーリングオフの実際

 

例えば以下のような労働契約の更新があったとします。

 

  • 労働契約① 有期労働契約を1年間
  • 労働契約② 有期労働契約を1年間
  • 労働契約③ 有期労働契約を1年間
  • 労働契約④ 有期労働契約を1年間
  • 労働契約⑤ 有期労働契約を1年間

 

5回の有期労働契約を締結し、合計して5年となり、この場合本人の申出で無期化します。

しかし例えば、④の契約満了と⑤の契約開始の間に契約期間の6ヶ月の空白期間があったとします。

この場合⑤の契約開始では1年目としてカウントがリセットされます。

つまり④までで4年間でリセットとなります。

また別の④と⑤の間でなくてもどこの間でも空白期間が6ヶ月以上空けば以後リセットとなります。

 

クーリングオフの期間は契約期間で変わる

 

またこの6ヶ月という期間は一定ではありません。

 

契約期間 クーリングオフの期間
2ヶ月未満 1ヶ月
2ヶ月以上4ヶ月未満 2ヶ月
4ヶ月以上6ヶ月未満 3ヶ月
6ヶ月以上8か月未満 4ヶ月
8ヶ月以上10ヶ月未満 5ヶ月
10ヶ月以上 6ヶ月

 

要するに有期労働契約の期間の長いほどクーリングオフの期間も長くなります。

クーリングオフの期間は、契約期間の半分となっています。

それぞれの有期契約の期間によってクーリングオフの長さが違うことにも注意が必要となります。

<スポンサード リンク>