雇用契約書をしばしば社外に持ち出すことを禁止する企業もありますが、法的には持ち出し禁止にする権限まで企業にはあるでしょうか?

その他、就業規則についての持ち出しも解説します。

 

雇用契約書の持ち出し

 

会社的にこのように運用をしていることもあるようです。

しかし雇用契約書とは

 

  • 会社が契約内容を決定し提示する
  • 労働者がその内容を吟味して締結するかどうかを決定する

 

という趣旨のものとなっています。

家族がいる労働者の場合、自分でだけで締結することを決定できないこともあるでしょう。

このような場合、「一旦提示された雇用契約書を家に持ち出して家族会議をして締結するかどうかを決定しなければいけない」ということもあります。

また労働契約で会社とトラブルとなった場合には、

 

  • 弁護士
  • 社会保険労務士
  • ユニオン
  • 労働基準監督署

 

に閲覧してもらうということもよくあります。

このように考えれば

「雇用契約書を社外に持ち出し禁止する」

ということは意味がないでしょうし、またそのような運用もできないのではないかと思います。

 

就業規則の持ち出し禁止はよくある

 

一方で

「就業規則の持ち出しを禁止する」

ということはほとんどの会社ではそのようになっているのではないかと思います。

 

  • コンプライアンス的な見地から
  • 社外的にあまり情報を流出させたくないから
  • 紛失があると困るから

 

といったようなこともあるかもしれません。

就業規則では周知義務もあり、社内で閲覧できる状態にしておく義務は会社にはありますが、社外に持ち出すことを許可するまでは義務化はされていません。

どうしても持出すという場合には、コピーをして持出すことを許可するべきであると考えます。

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