遅刻・早退と有給休暇の使用

 

事情があり労働者が遅刻や早退を行うことがありますが、このような場合に

「有給休暇を使用したい」

と労働者から依頼されることがあります。

このような場合にどのように対応すれば良いのか?について紹介します。

 

有給休暇としなくても良い

 

遅刻といった場合、事後通知で「有給休暇にしたい」と申し出られることも多いです。

このような事後ケースでは有給休暇としなくても問題はないと思います。

早退も同じように考え、事後の場合には認めず、事前に話しがあったときに認めるというような運用でも構いません。

できればこの旨を就業規則の有給休暇の規定に盛り込んでいくことが良いと考えます。

 

認める場合には

 

遅刻・早退といった場合、1日の所定労働時間をすべて勤務しないということはなく、半日や時間単位で勤務しないという状況となると思います。

例えば遅刻といった場合、遅刻の時間があまりにも長い場合(例えば5時間遅刻など)そのまま出勤をしないようにしてその日を丸ごと有給休暇としても問題はありません。

早退の場合、すでに何時間かは出勤していると思うので、このような扱いは原則できません。

そのため

 

  • 半日単位での有給休暇
  • 時間単位での有給休暇

 

を活用することが合理的といえます。

時間単位の場合、よほど労務管理がしっかりとしていないと有給休暇の今後の管理も難しいでしょうが、半日単位での有給休暇なら実施することも可能ではないでしょうか?

例えば所定労働時間が8時間であって、遅刻を1時間しそうという場合、一層のこと出勤を4時間遅らせて、半日単位の有給休暇を取得したこととします。

当然ですが、労働者の意思もあるので、この趣旨に関して同意してもらうことは前提となります。

このような場合、有給休暇は半日分、つまり0.5日分を消化したこととなります。

 

残業代を請求してくる場合には

 

中にはおかしなことを主張してくる方もいるかもしれません。

例えば6時間勤務して早退するとします。

好意で半日単位有給を認めたとします。

この場合、4時間勤務で半日となりますが、2時間余分に勤務していることとなります。

この場合、

「2時間は残業代が請求できる」

と考えるパターンです。

このような場合は、仕方がないので有給休暇を無視して、欠勤控除とすることも良いと思います。

つまり

8時間 - 6時間 = 2時間

この2時間は欠勤であるので、ノーワーク・ノーペイの原則に従い無給とし、賃金から控除するということとなります。

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