2つの出向の類型

 

出向には主に2つの種類があります。

 

在籍出向

  • 出向元の従業員という身分を保持したまま、出向先へ出向すること。

 

転籍出向

  • 出向元との雇用契約は終了し、出向先とのみ雇用契約を締結する出向をいう。

 

労働保険・社会保険の喪失について、出向では上記の類型によって異なります。

 

在籍出向者の資格喪失

雇用保険の手続

在籍出向者の場合、出向先で雇用保険の被保険者の資格を取得することとなりますので、出向元での資格喪失手続きと、出向先での資格取得手続きが必要です。

ただし、出向者に支払う給与について、出向元の方が多い金額を支払っている場合や、出向元が給与の全額を支払っている場合には必要ないとされています。

 

出向元での資格喪失届

  • 届出先 出向元を管轄するハローワーク

 

出向先での資格取得届

  • 届出先 出向先を管轄するハローワーク

 

社会保険の手続

出向先で社会保険の被保険者の資格を取得しますので、出向元での資格喪失手続きと、出向先での資格取得手続きを行います。

ただし、出向者に支払う給与の全額を、出向元が支払っている場合には必要ないとされます。

 

出向元での資格喪失届

  • 届出先 出向元を管轄する社会保険事務所

 

出向先での資格取得届

  • 届出先 出向先を管轄する社会保険事務所

 

健康保険被扶養者(異動)届も上記に従って届出を行います。

 

国民年金第3号被保険者は出向先の社会保険事務所に行います。

  • 出向先の勤務が正社員の3/4未満等で社会保険の加入をしない場合、配偶者が国民年国民年金の第3号被保険者となるような場合にこの手続きも行います。

 

転籍出向者の資格喪失

 

転籍出向の場合、雇用保険・社会保険は、出向元では出向時に資格喪失を行い、出向先での加入となっていると思います。

そのため、原則、出向先会社が、退職時には雇用保険・社会保険の資格喪失を行います。

<スポンサード リンク>