有給休暇を取得するときには休むにもかかわらず賃金の支給がるというようになります。

実際に出勤していれば交通費の支給対象となる日となりますが、有給休暇の取得日についてはどのように扱うべきでしょうか?

 

有給休暇日の交通費の扱いについて

 

交通費というのは常識的に見れば出勤をして交通費を使ったときに支給される実費弁償的なものといえます。

そのため通常は有給休暇の取得日に交通費を支払う必要もないといえます。

ただし電車などの公共交通機関を使うときには定期券のようなものを購入してしまっているときもあります。

この場合には有給休暇日の交通費も事前に支払っていることになります。

 

有給休暇日の交通費の支払いと就業規則

 

通常上のような常識的な運用となり異論もないはずです。

しかしトラブルが怖いというときには就業規則や給与規程において有給休暇日の交通費の扱いについて規定しておくほうが良いといえます。

 

  • 有給休暇日の交通費は支給しない
  • 有給休暇日でも交通費を支払う

 

どちらでも特に違法性はないのでその会社ごとのルールを規定にしておくと良いでしょう。

 

労働基準法に有給休暇日の交通費はどう定められている?

 

ちなみに労働基準法の有給休暇回りの規定には交通費の内容というのは存在しません。

また労働基準法全体で見ても交通費についての定めはないので、就業規則や従来からのその企業のルールというのがトラブルになったときには解決の基準となるというようにいえます。

 

パート、バイト、派遣と有給休暇日の交通費の支給

 

労働基準法では特に正社員か非正規かに分けて定められてはいません。

そのため今回の有給休暇日の交通費についても正社員、パート、アルバイト、派遣でも違いはありません。

支払っても、支払わなくても良いのですが、念のために就業規則に規定しておくほうが無難というようにいるということになります。

 

有給休暇の平均賃金には交通費が含まれている?

 

有給休暇日の賃金には3つの支給方法があります。

 

  • 通常の賃金
  • 平均賃金
  • 健康保険の標準報酬日額

 

となりますが、この2つめの平均賃金での支給となっていることも多いかもしれません。

平均賃金というのは

 

算定事由発生日前3ヶ月間にその労働者に支払われた賃金の総額 ÷ 3ヶ月間の総日数

 

で計算いますが、この賃金の総額には交通費も含まれるように法律では定められています。

つまり有給休暇日の支給額自体にそもそも交通費も加味されているということでもあって、その上にさらに交通費を支払うというのが過重となるということがわかります。

ちなみに3つめの健康保険の標準報酬日額でも同じように交通費が加味された賃金が有給休暇の日に支給されることになります。

つまり有給休暇の交通費についてグレーゾーンとなることが多いのは1つめの通常の賃金での支給としている会社となります。

通常の賃金ということであれば交通費も含めて支給するという解釈も成立しなくもないので、その交通費を支給するのかどうかを就業規則で規定しておくということも有益ではあります。

 

日給月給制では平均賃金の計算方法や金額はどう違うのか?

 

定期券支給での有給休暇日の交通費の返還請求は妥当?

 

定期券を購入するというパターンで、支給額も定期券の金額で支給しているというようなことも多いのではないでしょうか?

このときに有給休暇日の交通費の返還を求めるのは無理があります。

というのも定期券は一定期間の金額でしか買えないわけで、有給休暇日の分だけ割引してくれるような制度も通常ないからです。

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